インドについて

インドについて知っていることを語れ、そう言われて真っ先に思いつくのはお恥ずかしながら『カレーとナン』くらいだ。丁度お腹が空いている時間帯に執筆しているせいもあって、無性に本場インドカレーとナンを食べたいなぁと欲望が先行してしまうくらい、筆者の中にインドという国に対する印象はそれしかない。失礼の極みに他ならないが、意外と印象というものはそういうものだ。実際に訪れたTことがない国だと、飛び込んでくる情報を参考にするしかありません。確かに考えれば、インドへと赴く理由を見つけるのも楽ではない、むしろ見つけるのが困難だ。また食べ物以外でも何かとネガティブな話題をインターネット上で見かける事も多いせいもあって、進んで行こうという気にはなれない。

先程から侮辱するような事ばかり言っているが、それが全てのインドの顔ではないことは重々承知しているつもりだ。海外への渡航経験がないわけではない、しかしインドを訪ねてもそこで何をするかとなったら悩みそうな話題にもなりそうではある。カレーの食べあるきなども考えても良いかもしれないが、そういうことをするために訪れる人もそうそういないと思います。もっときちんとした旅の目的を持つ人もいるはずだ。

一度は訪印してみたいと考えている人もいますが、時間の都合上中々叶わない人もいるとしても、どんな国なのかは肌で感じ取れる。日本に出店しているインド料理の店へと入店する方法もありますが、もっと単純なのはその国で制作された映画を見ることだろう。インドの映画、こちらも詳しくは知らないという人が多いと思う。ただここ数年間でその評判と地位は確実に日本国内だけでなく、世界でも高く評価されつつあった。

今回はその中で日本でも有名になった『チェイス!』という作品を紹介しよう。

チェイス! 概要

チェイス! と呼ばれるインド映画が制作されたのは今から3年前、2013年になる。何気にかなり前と言えるレベルの映画ですが、当時この作品は大作として世界から賞賛の嵐を受け、さらに日本でも定評を得ていました。もちろん映画ファンの間だけでの話ですが、インド映画に馴染みがない日本人が評価した、といえば印象も大分違います。日本人にすればインド映画ってそもそも何っ? というところから疑問の人がほとんどだと思います。

作品そのものが公開されていることすら知らなかったという人もいると思うので、まずは簡単に物語のあらすじから紹介していこう。

チェイス あらすじ

アメリカはイリノイ州にあるシカゴにて活躍をしているサーカス団があった。そこで団長として活躍しているサーヒルという男が主催する、マジックとダンスを盛り込んだ大々的な壮麗ショーが一番の人気を誇っている。順風満帆に観客数を増やしていき、サーカスの経営も軌道に乗りつつある中で何もかも満たされた生活をしている、サーヒルのことを周囲の人々はそう見ていた。

しかし彼には誰にも明かしていない、秘密を持っていた。サーヒルは団員のあずかり知らぬところで銀行を狙った金庫破りを行っていたのです。それはサーヒルにとってやらなければならないこと、かつて自分の父が死ななければならなくなった原因を創りだした銀行という存在に対する、復讐心から来ていた。全ての銀行へと報復する、サーカスで鍛え上げた身体能力と相棒でもあるバイクを駆りながら銀行を確実に蹂躙していく。

しかし警察もただ手をこまねいているだけではなかった。犯行現場に残された痕跡から、事件を引き起こしているのはインド系の人間であることまで掴むことに成功する。犯人確保をするため、インドから国内でも有名な警察官である『ジャイ』と相棒の『アリ』を呼び寄せるのだった。これで犯人を捕まえられると思ったが、サーヒルは彼らに対してもあらゆる策を講じて自身の前に立ちはだかる障害として、様々な罠を仕掛ける。

出会うはずのない者たちが交錯するとき、シカゴを舞台として熾烈なバイクチェイスが繰り広げられるのだった。

作品の評価として

チェイス! あらすじについては上記の通りになりますが、この作品は本当に高く評価されている。日本でもそうだが、世界水準をターゲットにしたインド映画ではあまり例を見ない作品だったこともあって、アメリカやヨーロッパ各国でも面白いと評判はうなぎのぼりだった。また今作の影響もあって後に公開されたインド映画、その軌跡を作り出す役割も担っており、インド映画史とすれば重要な基点とも言える。

その理由としては、今作があったからこそインド映画に対する固定観念が払拭され、娯楽作品の良さを改めて映画関係者に再認識してもらえるようになった点だ。その甲斐あって幅広く宣伝される事になり、やがては世界市場をターゲットにした大作として完成した。その甲斐あって、歴代のインド映画の興行収入を大きく上回る結果を叩きだしたこともあり、世界水準で認められた作品となっている。

また世界中の人々が特に気に入りやすいキーワードとして、

を盛り込んだ事も関係しているという。

またインド映画ならではの持ち味であり、独特な特徴でもある部分もきちんと活かしていることからも作品が何処にでもありそうで、実は何処にもないユーモラスな作品だと言える。

何が凄いかといえば

チェイス! と名が付いているので想像はできると思いますが、やはり一番の見所と言えるのは劇中にてバイクを駆ってのシーンだ。中でも凄いのが、追ってきた警察に対して、サーヒルが反動を活かしつつバイクを浮かせて後輪で相手をなぎ倒そうとするのだ。それだけでも凄いのに、それをかわそうとする刑事がいわゆるマ〇〇ックス状態で攻撃を回避するシーンは見てヒヤヒヤする。ちなみに言えばどちらもバイクの‘運転中'に起こしているアクションとなっているので、色々な意味で手に汗握る展開が連続して起こる。

良いと思えるのなら

チェイス! という作品はアクションが好きな人には持って来いの内容となっている。ただハリウッド映画などと比べると微妙に異なっていたり、普通ならこんな展開無いだろうという部分もところどころに見られます。そこは国ごとの映画制作と、特徴の盛り込み方による切り込みが違っているという点をしっかり認識した上で見るといい。